酸性矯正とアルカリ矯正の違いについて。わかりやすく解説!




こんにちは^ ^

 

松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。

 

このブログではリアルなお客様の仕上がりを解説しながら載せています。

 

美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎

 

さて、本日はちょっと美容師さん向けというか、、

いやこれはもう一般の方もかなり耳に入ってくる言葉ですね。

 

酸性矯正アルカリ矯正

 

酸性ストレートとか、酸熱トリートメントとか、、

なんか最近の美容師さんたちの発信するもので、

酸のつくワード多いですよね。

 

普段、定期的に縮毛矯正をされている方でしたら、

ここは知っておいた方が良いかな〜と思いますので

ちょっとお付き合いくださいませ〜

 

酸性矯正とアルカリ矯正の違いって?

いや〜、画像は全く関係ないですね!スタッフからよく言われる

ウソくさい笑顔です。

本質はめっちゃオタクですので、あっ、矯正のオタクですのでご安心を。。

本日もよろしくお願いします。

 

んじゃまず、わかりやすく2つを箇条書きで。。

酸性矯正

・pH4.5〜6.5くらいの酸性域の薬剤を使う
・毛髪を膨潤させない
・ブリーチやハイダメージ毛にも可能
・アイロンをしっかり入れないと伸びない
・慣れてないと難しい技術

 

アルカリ矯正

・一般的な縮毛矯正はこれ
・毛髪を膨潤させる
・ハイダメージ毛には不向き
・アイロンは優しく入れないと不自然なストレートになる

 

こんな感じですね(^^)

もうちょっと深掘りしていきましょう。

 

まず酸性矯正はですね、髪の毛を膨潤させないで髪の形を変えていくことになります。

膨潤させないってどういうことかと言いますと、

ふやかしてキューティクルを開かせないような状態です。

普通、カラーとかの場合でも、髪の毛の中にカラーの色素入れますので、

キューティクル開かせるのに膨潤させるんです。

がしかし、酸性矯正の場合は膨潤させないで薬剤を中に浸透させます。

なので、薬剤による髪のダメージが少なくて済むという理論なんですよね。

ブリーチ毛やハイダメージ毛にもかけられるのは膨潤させないからなんですよね。

 

でも、これは結局は髪の毛のSS結合っていうところを切りますので、

アルカリ矯正と同じ量を切ったらダメージは大して変わらないんです

矯正は薬剤パワー物理パワー(アイロン操作など)のバランスでクセを伸ばしますので、

酸性矯正は薬剤が優しい分、アイロン操作でクセを伸ばしていく。

しっかりとした技術や知識がないとキレイには仕上がりません。

 

じゃあ、酸性矯正が最強じゃないですかぁ!!?

ってなると思うんですが、

健康毛やローダメージ毛には不向きです。

めっちゃ時間かかります。ハイダメージ毛でも時間はかかります。

これは薬剤が優しい分、浸透するまでに時間がかかるのと、

再結合させる2剤も酸性域での反応になるので、

こちらも時間を置く必要があるんですよね。

 

なので、酸性矯正は基本的には、

ブリーチ毛やハイダメージ毛、エイジング毛や軟毛のくせ毛の方がやると良いです。

(世の中には健康毛も酸性矯正でやっちゃうツワモノ美容師さんもおりますが)

 

次にアルカリ矯正ですね。

アルカリ矯正はもうずーーーーっと長い歴史のある矯正ですね。

1970年代から合ったみたいです。板貼り付けて首が痛くなるやつもそうですね。

要は薬剤のpHやアルカリ剤の問題なのです。

 

でも昔よりも髪がまぁまぁ傷まずにアルカリ矯正が出来るようになったのは、

2002年に薬事法の改正で矯正剤に使える成分の幅が増えたからなんですよね。

(あとはアイロンのクオリティもはるかに良くなってます)

 

しかしながら、矯正に関しては昔ながらのやり方でやり続けている美容師さんが

めちゃくちゃ多いのが現状なんですよね。

髪をふやかして高温のアイロンで潰してシャキーーン!!

という不自然ストレートを作ってしまうわけなんです。

これはもう時代が変わってきてまして、、

アルカリ矯正でも、柔らかいストレートが作れるようになりました。

髪の毛の膨潤を最低限に抑えて、アイロンのプレスも最低限にする。

こうするとアルカリ矯正も自然なストレートに仕上がってきます。

 

アルカリ矯正はスパスパ伸びてくれるので

時間もそこあでかからないのもメリットですね。

んでも、ブリーチ毛にやる場合は不向きです。

やっぱりなんだかんだでpH8くらいの薬剤にはなりますと、

ちょっとでも膨潤しますからダメージにつながりやすくなります。

健康毛やローミドルダメージ毛にはアルカリ矯正の方が良いですね。

 

酸性とアルカリで値段の差はあるの??

一般的には、酸性矯正の方が値段が高いです。

施術時間が長くなるのと、薬剤自体の価格も割高にはなりますので。

私の場合でも、

基本はアルカリ矯正で、どうしても対応しきれない場合は酸性矯正

こんな感じでやらせて頂いております。

 

酸性もアルカリ性も薬剤の良し悪しではなく、

髪質や髪の状態に合わせて使い分けられる美容師さんの経験

めちゃくちゃ重要だと思います。

 

ちなみに、この記事でも比較画像2枚のせておりますが、

パッと見た感じ、

酸性矯正もアルカリ矯正もさほど仕上がりに違いはないです。

これが本来必要な矯正の技術なんですよね。

(ぜひぜひ↑の画像を見返して見てくださいませ)

 

長くなりましたが、、

皆さまの髪がキレイになることを願いまして、、

また粛々と書いていきたいと思いまする。

 

こんな感じもぜひぜひご参考までにどうぞ!!

 

セノウ

最近はご予約が取りづらい状況が続いております。

 

平日→2週間前、土日→1ヶ月前を目安にご予約下さいませ。

 

松戸でカットと縮毛矯正が上手な美容室を探している方はぜひご相談下さい(^^)

 

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