最近よく耳にすることも多いかと思いますが、ヘアドネーションという取り組み。
長く伸ばした髪をバッサリ切って、それを世の中の必要としている方へ寄付する取り組みなんですよね。
本日いらして頂いたお客様は先日結婚式を挙げられて、長く伸ばしていた髪をぜひともヘアドネーションという形で切りたい!
ということでしたので、 僕もしっかりと切らせて頂きました。
セミロングくらいの長さ。
31センチあれば、ウィッグとして作れる基準を満たせるようです。
(正確には30.48センチ、12インチらしい、、)
意外と僕も知らなかったところです。
長さをしっかりと計りながら、シリコンゴムで結んでいきます。
ギリギリの長さでしたが、なんとか分けとることが出来ました!
[speech_bubble type=“fb-flat” subtype=”L1″ icon=”senou.png” name=”セノウ”] ホントにギリギリだったので、この後のカットも考えると 少し焦りました笑[/speech_bubble]ゴムの上のところで切ります。
髪質で、何センチ上を切るかは変えたほうが良いらしく、
軟毛の方はゴムの1センチ上。
硬毛の方はゴムの2センチ上。
これが目安のようです。
普段は床に落ちてしまう髪もこうしてみるとなんだか生き生きして見えますね!
31センチ、なんとかクリア出来ました。
その後は、髪の毛を送る作業になります。
1.髪の毛が乾いているか確認する。
保管の際に、濡れた髪の毛が混入していると、カビや雑菌・臭いが発生し、他の方の髪の毛も使えなくなってしまいます。
2.髪の毛がバラバラにならないように束ねる。
同一人物の髪の毛は、一つの毛束にまとめます。バラバラになってしまった髪の毛は使用することが出来ません。
3.封筒やレターパックに髪の毛を入れる。
髪の毛はそのままの状態で封筒などに入れてください。
新聞紙やティッシュ、ラップ、ビニール袋に入れる必要はございません。
※ゴミの削減と開封作業の効率化のため、簡易包装にご協力下さい
※美容室など、複数名の髪のご寄付の際は、まとめて段ボールなどでお送りいただけます。
以上がヘアドネーションの行程になります。
僕自身もまだ2回しかやったことがないのですが、、、
こうしてお客様がヘアドネーションという言葉を知っている方が多く、実際にやりたい!と言ってくださることが多い中で、
あれ?どうやるんだっけかな?
と一瞬思ってしまうのが美容師としてちょっと恥ずかしいなぁと感じてしまいました。
美容師はヘアドネーションという言葉を知っているだけではいけないなぁと。
行程から送り先まで、ググらずにスムーズに答えられた方が素敵じゃないですか。
そんな僕も2回目でようやくスムーズに覚えることが出来きました。
切った髪が床に落ち、集められて最終的にゴミになってしまうよりかは、バッサリ切るならこういった提案を美容師がしていけることも大事ですね!
ちなみに仕上がりはここまで切らせて頂きました。。。
貴重な体験、どうもありがとうございました!
医療用ウィッグについてまとめた記事もぜひ!