僕の美容師としての始まりは柏のVISAGE dioというお店。
そのお店に入ったとき、当時20歳でしたが、dioもちょうどお店を移店したタイミングでして、自分の美容歴と一緒に年を重ねていった大切な場所なんですよね。
今月の末にマルイモディの中に移店するということで、歴代のdioメンバーで今日は宴!!
・・・の前に、最後に残った営業組の掃除をみんなで手伝う。。
異様な光景です。
でもこういった仲間感は最高です。
ぞろぞろとフロントに集まる。。
歴代の店長3人。
3人とも、僕にとっては尊敬する先輩で、美容師としてのベースはこの方々から学びました。
(右の伊藤さんは、入社前に髪切ってもらってました)
いや〜、本当に懐かしい。。
こうしてその当時の人たちと会うことで、あ〜そういえばこんなこともあったなぁ・・・なんて、楽しかったことも辛かったことも瞬間的にフラッシュバックしてくる。
ひとつの美容室で、同期が6人もいることなんて滅多にないですし、今となっては誰も辞めずにスタイリストになったということはすごいことだな〜なんて思ったりもしてます。
(しょっちゅうケンカもしたし、オールしてそのまま仕事なんてのもね・・・)
んでも、一緒にいるとなんだか知らないなけどホッとする同期。
今だから言えることもたくさん、、、
1人ぐらしでお金が無かったから夜遅くまで練習したあとに店の米を食べて食をつないだり。
コンテスト前に、どうしても夜に準備がしたくって、お店のシャンプー台で寝て翌朝身体がおかしくなって使い物にならなくなったり。
とある同期の体毛が濃いことを指摘して3ヶ月くらい本気で口を聞いてもらえなくなったこと。
休日にモデルハントでおばあちゃんをハントしなくてはいけなくて、100人くらいのおばあちゃんに声をかけまくって、頭がおかしくなったこと。
今はなき、マルイのVAT館で、ギャルなお店のお姉さんをハントしまくっていたら、隠語で「不審者」の番号を連呼されたこと。
チラシ配りがいつのまにか可愛い人を探す目的に変わっていたこと。
80万円のシャンプー台のシンクを壊したこと。。
etc・・・。
思い出は儚いですが、その人達と会うことで、フッと記憶に蘇ってくるものですね。。
それでも、やはり僕がこのdioで1番よかったことは、
最高の美容師感を持った人達に恵まれた
ということかと。。
いや、これに尽きますね。
美容師としてどうあるべきか。
なんかよくわからないですが、とりあえず毎日すごく楽しかったわけです。
同期、後輩も含めて、最高なお店だったなぁと。。
ネガティブ要素満載のチラシ配り。
いわば新店のようなものだったので、チラシも毎日毎日たくさん配りましたね。。
普通は、「チラシ配りなんかだるくてやってらんねーよー」なんて思う人が多いかと思いますが、僕は好きだった。
何回も何回もスルーされて、もらってくれない。。
けっこうへこむんですよね。。
そんな時には絶対に早くスタイリストになってやるって1万回は考えてましたし、ある意味自分自身に負けたくなかったんですよね。
大体の場合、つらい時は上り坂なわけです。
きっとそんなところからも「継続」という習慣が身についたんじゃないかなぁと。
今の時代はネットを駆使する時代にシフトしつつありますが、ブログやら発信やらも継続があってこそのことですし、僕自身もそういった部分を培うことが出来た環境に感謝ですね!
みんなそれぞれの道を歩んでいますが、
ここでこうして同じ時間を共にしたこと。
この場所は無くなってしまいますが、
最高な20代の思い出をありがとう。
最高な人たちとパシャり。