とある日の営業後、、、
今日はアシスタントのバヤちゃんのカットモデルを見ています。
バッサリショートボブにスタイルチェンジ。
真剣です。。。
モデルさんとはいえ、失敗出来ませんからね。 こうやってカットモデルさんを見させせて頂いて思うところなんですが、
「カットが上手な人でお願いします」
お電話やネット予約と、美容室に予約をする入り口が増えている中で、近頃このご要望が多い気がします。
美容業界の流れみたいなもので、近年カットが出来るスタイリストになるまでの年数が明らかに早い美容室が増えていて、カットの理解ができていないままでデビューするケースが多いと感じます。
もちろんそれまでの練習や努力によって実力をつけて早い年数でデビューをするのであれば、それ相応の技術も伴っていると思いますし、むしろ良いことなんですが、
なんとなく切っている
こういった感覚のままお客様の髪を担当して、要望とは違うスタイルになってしまったり、明らかにブローしないと形にならないといったイメージのズレが生じてしまいます。
そういった失敗の経験から、カットが上手い人希望でというご要望が増えているような気がするんですよね。
なんとなく切って、なんとなくすきバサミ入れて、ブローでごまかすようなカットではご自身で乾かしたときにまずうまくいきません。
技術的なことで言うならば、
大事なのはベースの形をしっかりと切れているかどうか。
例えば、うちの場合は1年近くかけてベーシックカットを何スタイルもこなし、100人のモデルカットを終え、デビュー前の試験も2つあります。
それでも、100%カットを理解出来ているかというと完璧ではない。
もちろん、7年技術者をやっている自分ですらまだまだわからないことばかりです。
ただ、そこで経験というものは大きいと思っていて髪や頭の形、生えグセは人それぞれで、柔軟に対応するには経験は必要不可欠だと思います。
時にはご希望に沿ったスタイルをこちらから変更するという判断も。
当たり前ですが経験はカットが上手いということの判断材料のひとつです。
が、しかし
それよりも大事なのは相性の部分なんじゃないかなぁと。
ショートが得意、ボブが得意、ロングのカラーリングが得意・・・
美容師さんもいろいろです。
ご自身がどんなヘアスタイルになりたいか、どこを解決してほしいか、かゆい部分にしっかりとアプローチしてくれる美容師さんは相性が良いと思いますし、
結果的に、
この人カット上手いなぁ
と感じることが出来るはずです。
美容師はもっと自分を発信するべき
何が得意なのか、どんな技術が好きなのか、
それぞれ必ずあると思うんですよね。
今はネットという便利な表現の場があり、美容室や美容師を探す手段として利用する方が大半の時代。
美容師にとっても、お客様にとっても技術やお悩みの部分のマッチングにはまずは美容師の発信は必要不可欠ですし、それがうまくかみ合うことでお互い豊かになれると思います。
カットが上手いという表現よりも、
自分の悩みを解決してくれそうな美容師さんを探してみることが運命の美容師さんを見つける近道かと。
たまにはこんな真面目な記事も。。。
ちなみに、、、
僕はくせ毛のお客様が圧倒的に多いんですよね。
(自分自身がくせ毛だからというのもあって・・・)
くせ毛でお悩みの方、
頑張りますよ〜♡えへへ