こんにちは^ ^
松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。
このブログではリアルなお客様の仕上がりを載せています。
美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎
ブリーチハイライトの捻転毛を美髪矯正させて頂きました
今回の施術はブリーチハイライトの縮毛矯正のお客様。
ブリーチハイライトが入っている髪に縮毛矯正を施す場合、
通常の施術に比べて繊細な施術が求められるんですよね。
ブリーチは髪を弱くし、縮毛矯正で使われる薬剤や熱の影響を受けやすくなります。
特に大事なのは矯正の1剤のパワーコントロールで、
薬剤のpHのコントロールとアルカリ剤の有無を間違えると
髪の毛がかなり傷んでしまうんですよね。
薬剤の選定
ブリーチ部分に使用する薬剤は、髪の状態に応じて慎重に選定していきます。
縮毛矯正剤はアルカリ性〜酸性まで色々な種類があるんですが、
アルカリ性は髪の毛を膨潤させるため髪の毛への負担が大きいため、
ブリーチ毛には低アルカリ性または弱酸性の薬剤を選んでいきます。
(逆に健康毛の場合はアルカリは必要になります)
そしてハイライトが入っている場合、ブリーチ毛とカラー毛が混在しているので薬剤の完璧な塗り分けはほぼ不可能になります。
なので基本的にはブリーチ毛の体力に合わせて薬剤を調合します。
そしてその後のアイロンワークで調整していく感じになります。
また、必要に応じて髪の修復効果が期待できるトリートメント成分(活性ケラチン等)を塗布しつつダメージを軽減しながら施術を行っていくのもポイントですね。
アイロン処理
薬剤が浸透し還元(シスチン結合の切断)がされた後、アイロン処理を行います。
この工程も特に注意が必要です。
ブリーチされた髪は熱ダメージに非常に弱いため、適切な中間処理をしっかりと行います。
CMC,、活性ケラチン、レブリン酸、キトサンなどなど
髪質に合わせて必要なものをしっかりと入れ込んでいきます。
これにより髪のタンパク質が破壊されるリスクを減らしたり、毛髪内部の水分量を保持しアイロン効率を上げたりと様々なメリットがあります。
また、アイロンをかける際は細かくスライスをとっていきます。
(5mm幅が理想)
毛髪内の水分が保たれている場合はアイロン時にスチームが出ます。
湿熱で効率よく熱を回すと伸びが良くなりますのでそこも大きなポイントですね。
ブリーチによって髪が非常に脆くなっている場合は、アイロンの回数を少なくしたり、温度を調整して対応します。これはクセの強さにもよります。
中和と仕上げ
アイロン処理が終わった後は、薬剤を中和して髪のpHバランスを整えます。
この工程は、髪の状態を安定させるために非常に重要なんです。
定着剤もダメージを考慮して、髪に優しい成分が配合されたものを使用します。
過酸化水素による酸化の場合は、濃度平衡で1.5%〜4.5%くらいの濃度で調整します。
(過水の方が柔らかく仕上がるのでブロム酸より使うことが多いです)
仕上げには、保湿やダメージ補修効果のあるトリートメントをたっぷりと使用し、髪に栄養を与えてケアを行います。
酸化定着の工程はしっかりと行わないとクセが戻る原因になりますので、必ず行います。
アフターケア
施術後は、自宅でのケアが大切です。
まず、3日くらいはシャンプー後すぐに乾かすこと。
けっこうしっかりめに乾かすことをおすすめします。
これは、縮毛矯正剤が髪の毛の中に少しだけ残るため。
濡れている状態だとこの還元剤の成分が反応しますので、早めに乾かすことが大切なんです。
数日経てばシャンプーの力で還元剤は抜けていきます。
ざっくりですが、ブリーチハイライトの矯正のポイントでした。
どんなブリーチ剤でどのくらいの時間を置いたのか?ブリーチ回数は?
このあたりでも施術の可否やプロセスは大きく変わるんですよね。
個人的には全部ブリーチした髪の毛よりもブリーチハイライトの方が難しいと感じています。
リスクを避ける形で、酸性で細かくしっかりアイロンをするというのがポイントかと思います。
この投稿をInstagramで見る
こんな感じもぜひぜひご参考までにどうぞ!!
インスタグラムも更新しておりますので、ぜひぜひ👇
メニュー&料金になります☺︎↓↓↓
最近は美髪矯正のご予約が取りづらい状況が続いております。
平日→1ヶ月前、土日→2ヶ月前を目安にご予約下さいませ。
松戸でカットと縮毛矯正が上手な美容室を探している方はぜひご相談下さい(^^)