こんにちは。
松戸の美容室naitre(ネイトル)のセノウユウタです。
くせ毛顧客9割以上の、くせ毛専属美容師です。
日々、多くのくせ毛の方にご来店頂いております。
くせ毛専属美容師のところには
縮毛矯正のご相談がとっても多いです。
そもそもマンツーマンの美容師さんが
1ヶ月で縮毛矯正をするお客様は2〜3人。
5人いれば多い方なんですよね。
僕は多い時で
1ヶ月50名ほどの縮毛矯正の施術
をさせて頂いております。
その中で、ご新規さまのご来店も多いのですが、
ほとんどの方が毛先が真っ直ぐ過ぎて不自然な仕上がり
になっているんですよね。
縮毛矯正をした髪は、見違えるほどキレイになります。
矯正した髪の状態は半永久的にその形になります。
良い仕上がりなら最高なんです。
でも、
不自然にまっすぐになり過ぎた髪は基本もとには戻らないんです。
なので絶対に失敗出来ないんです。
髪を必要以上に傷ませないためにも。
本当に髪の手術くらいの気持ちで臨むべき。
僕の縮毛矯正は美髪矯正という名前で呼んでいます。
縮毛ってそもそもくせ毛の種類なんです。
矯正は縮毛以外のくせ毛にも施術するんですよね。
だから縮毛というワードは使っていないんです(^^)
美髪矯正は
他のどんな施術よりお客様が感動してくれます。
本当に気になっていた部分、
コンプレックスが解消されたときって、
めちゃくちゃ嬉しいですよね。
だから僕は矯正が好きです。
もっと上手くなろうって常に思っています(^^)
『せっかく高いお金を払って、縮毛矯正をかけたのに失敗した』
そんな方を1人でも減らそうとこのブログを書いています。
これから縮毛矯正をかける美容室を探している方
まずは美容室選びから失敗しないように、
最後まで必ず読んで参考にしてくださいね(^^)
では、いきます!!
くせ毛の種類
まずはくせ毛の種類から説明していきます。
ご自身のくせ毛はどのタイプか知っておくと、ケアもしやすくなるのですごく良いかと思います。
くせ毛の種類は僕の場合、
波状毛、捻転毛、連珠毛、縮毛、エイジング毛
の5種類に分けています。
■波状毛
濡れているのときにクセが出て、乾くと伸びる水素結合によるくせ毛。パサつきが少なく波のように動きが出るのが特徴。カットで収めたりしやすいクセのタイプ。
■捻転毛
濡れているときは落ち着いていて、乾くとパサついて広がるようなくせ毛。シスチン結合による髪の中のタンパク質バランスが極端に偏っているのが原因。日本人の多くがこのタイプのクセが混ざっています。うねりというより、髪がねじれている状態のクセのタイプ。
■縮毛
波状毛と捻転毛がミックスされている強いくせ毛。濡れているときから強いクセが出て、乾くとさらにチリつくような状態。外国の方にも多いクセのタイプ。
■連珠毛
数珠が連なっているようなザラつきのあるクセ毛。毛髪強度が極端に弱いので切れ毛にもなりやすい。比較的珍しいタイプのくせ毛。
■エイジング毛
40、50代から白髪とともに髪がねじれたりパサついたりするのが気になってきたらエイジング毛の疑いあり。頭皮のたるみ、ホルモンバランスの変化などの原因で髪の毛がうねって生えてくるのがエイジング毛です。毛髪内部のタンパク質がスカスカな状態なので、ダメージ毛のようにデリケートに扱う必要があります。
くせ毛専属美容師の『美髪矯正』の3つのこだわり
ここからは僕の美髪矯正のこだわりを3つ書いていきます(^^)
圧倒的に髪がダメージしづらい
美髪矯正で1番大事なのは、髪のダメージを最小限に抑えつつクセを伸ばして地毛のような質感にすること。
よくネットで、傷みません!!なんて書いてあるのを見かけますが、多少なりともダメージは必ずあります。
髪質改善でも酸熱トリートメントでも髪に負担をかけるのでダメージになるんです。
僕の美髪矯正の仕上がりはツヤがあって地毛がキレイな人の髪みたいな感じ。
くせ毛の方はクセでパサついているよりも、クセが伸びてツヤツヤの方がキレイに見えますよね。
結果、髪がキレイに見えることが大事なんです。
その中でもなるべく傷まないように縮毛矯正をしています。
それは、軟化膨潤をなるべくさせないということ。
軟化膨潤は縮毛矯正の1剤によって髪の毛を膨ませて、髪の中に薬剤を浸透しやすくし軟らかくする反応です。
これは1剤のpHとアルカリ剤が大きく関係します。
このpHとアルカリ剤による膨潤反応を極力抑えつつ、髪の中の結合を切ることが大事なんです。
縮毛矯正の全行程の中で、1番大事です。
これがベストだとダメージがしづらくなります(^^)
髪が潰れない、地毛のような質感
縮毛矯正でアイロンをした時に、アイロンで強く引っ張られた経験はありませんか?
これじつは完全NGなんです。髪が潰れます。硬くなる原因なんです。
アイロンを入れる際の毛束を強く引っ張るのは必要なんですが、
挟む力はソフトにすると地毛のようなストレートに仕上がります。
(けっこうコツがいりますのでかなり練習が必要)
軟化をさせ過ぎて、アイロンで強く挟んだりしてしまうのがシャピーンと硬くなってしまう1番の原因ですね。
ちなみにシャピーンとなってしまった髪も、自然な内巻きストレートに変えることも可能です。
ダメージの度合いによってですが、基本はどんな髪の毛でもキレイにすることは出来ます。
縮毛矯正をしているって気づかれないのが、美髪矯正の仕上がりです(^^)
手ぐしでOK。ブラシは使わない
僕の場合、美髪矯正をかけた髪にはブラシを使ったブローは使いません。
縮毛矯正をかけるのは、クセを伸ばして楽になるのが目的ですが、
美容師がブローした髪をおうちでも簡単に再現する
というのが、僕のデザインのモットーです。
夜シャンプーして乾かして、朝すぐにキレイな内巻きスタイル
この仕上がりが美髪矯正です。
こだわり抜いた道具
ここからは矯正に使う道具をご紹介します(^^)
「道具まで紹介したら他の美容師さんに真似されるんじゃない?」
と思うかもしれませんが、
美髪矯正は髪質に合わせた薬剤知識やアイロン技術がないとキレイには仕上がりません。
美髪矯正に使うこだわりの道具をご紹介します。
アドストワイドアイロン
縮毛矯正が得意な美容師さんほどこのワイドアイロンを使っています。僕も愛用しています(^^)
ショートヘアは通常のアドストを使うことが多いですが、ワイドアイロンを使うことで仕事が速くなるのと、熱の入り方が安定します。
ラブクロムコーム、極細目コーム
美髪矯正ではツインブラシをメインで使います。
左手にツインブラシ、右手にアイロンですね。
あとはめちゃくちゃ目の細かいコームや表面の質感が滑らかな特殊なコームも使います。
前髪の生え際などをアイロンする際に重宝しますね(^^)
クシの目の細かさは、くせ毛をキレイにする上ですごく大事なんです。
マグネットドライヤー
風量が強く、温度が熱くならないドライヤーです。
ストレートアイロンを入れる前にこれで乾かすと、髪の中の水分量をコントロールしやすいので、より仕上がりがやわらかくなります。
風量が強く、髪が速く乾くのでこちらもご自宅で使うのもオススメですよ(^^)
実際の施術例
実際に縮毛矯正をされたお客様をご紹介します(^^)
僕の美髪矯正は、
乾かしただけでブローをした後のような地毛風な仕上がり
これをモットーにしています。
いかに朝がラクになるかって本当に大事ですからね(^^)
クセの種類・・・・・ 波状毛+捻転毛
クセの強さ・・・・・★★★☆☆
ダメージレベル・・・★★★★☆
髪の太さ・・・・・・★★★★☆
髪の硬さ・・・・・・★★★★☆
施術内容・・・カット +美髪矯正(ロング) 29,700円(税込)
ハイトーン&ハイダメージ毛のくせ毛のお客様。髪の量は多め。
髪の量が多いから・・・と闇雲に量を取りすぎるとかえって広がるタイプの方です。特に髪質くて硬い方の場合、薬剤のコントロールとアイロンの技術で髪がやわらかくなるような仕上がりにコントロールします。
ハイダメージ毛でも前処理、中間処理などで適切なケア成分を補給しながら施術をすることで、ダメージを抑えつつやわらかい矯正になります。
クセの種類・・・・・ 縮毛
クセの強さ・・・・・★★★★☆
ダメージレベル・・・★★★★☆
髪の太さ・・・・・・★★★☆☆
髪の硬さ・・・・・・★★★☆☆
施術内容・・・カット +美髪矯正(ミディアム) 27,500円(税込)
髪質はやや硬めの縮毛のクセのお客様。スタイリングを楽にしたいというオーダー。
クセが強いからといって薬剤を強くするのは絶対にNG。こちらのお客様も優しめに設定した薬剤でじっくり反応させて、地毛のようなしなやかさを残しています。
毛先の方はナチュラルな質感を残しつつ、ハンドドライでもブローで仕上げたような形になるような美髪矯正の仕上がりです。
クセの種類・・・・・ 弱めの捻転毛+波状毛
クセの強さ・・・・・★★★☆☆
ダメージレベル・・・★☆☆☆☆
髪の太さ・・・・・・★☆☆☆☆
髪の硬さ・・・・・・★★☆☆☆
施術内容・・・カット +美髪矯正(ショート) 25,300円(税込)
ボブでハネてしまう方にも美髪矯正はオススメです。
ボブはカットのラインとツヤが命です。
朝大変な思いをせず、乾かしただけでキレイなラインでツヤもある理想のボブになれます。
軟毛でペタンとしやすい方こそ、地毛風のストレートに仕上げます。
クセの種類・・・・・強めの捻転毛
クセの強さ・・・・・★★★☆☆
ダメージレベル・・・★★★☆☆
髪の太さ・・・・・・★★☆☆☆
髪の硬さ・・・・・・★★☆☆☆
施術内容・・・カット +美髪矯正(ショート) 25,300円(税込)
こちらは美容師さんのお客様。
同業の方も美髪矯正をかけに来てくれています笑
イヤリングカラーでブリーチ毛が混合しているので、酸性の矯正剤にてじっくりクセを伸ばしています。
美髪矯正はスタイリングいらずなので、忙しい方の味方ですね(^^)
クセの種類・・・・・エイジング毛
クセの強さ・・・・・★★★★☆
ダメージレベル・・・★★★★☆
髪の太さ・・・・・・★★☆☆☆
髪の硬さ・・・・・・★★☆☆☆
施術内容・・・カット +美髪矯正(ショート) 25,300円(税込)
50代くらいからの髪質の変化で1番多いのが、エイジング毛のお悩み。
髪が急に細くなったり、うねりやパサつきのある髪が生えてくるようになったらそれがエイジング毛です。
髪の毛自体がとても弱っているため、 パーマやカラーにおいても繊細な施術が必要なんです。
ツヤ感のある髪に変えるために、弱めの薬剤でしっかりと髪の内部を還元させて美髪矯正をしています。
シャピーンとしたような不自然な仕上がりではなく、あくまで地毛風にナチュラルなストレートに仕上げています。
実際のお客様の声
実際のお客様の声
実際にお客様から頂いた声をご紹介していきます。
髪がキレイ!!は人生を変える
日々、美容師をしていてたくさんのお客様をキレイにさせて頂いているのですが、
他店で縮毛矯正を失敗されたお客様もたくさんご来店されます。
失敗されてしまったときって、お直しに行こうかすごく迷うと思うんですが、
そのお店で同じ担当の美容師さんでお直ししても、キレイにならない場合が多い。
むしろ悪化する可能性の方が高いと思っています。
それで他の美容室にかけ込むって、時間もお金もめちゃくちゃもったいないじゃないですか。
実際にそういったお客様が多いんです。
縮毛矯正は髪の見た目がキレイになる代わりに、
技術が下手だとそれ以上の失敗リスクがあります。
髪の形を半永久的に変えることは手術のようなこと。
と僕は考えています。
それくらいの気持ちで臨まないといけないと思っていますし、くせ毛の方が髪がキレイになると本当に毎日が変わるんですよね(^^)
毎日、鏡を見るのが楽しくなります。
マンツーマン施術でなかなかご予約の取れる時間が少ないのですが、
自信があるからお任せして頂きたい
本気でそう思っています。
現在、ホットペッパーなどのサイトにも載せていなく、顧客の皆様のご予約枠確保のために、
1ヶ月のご新規様のご予約枠も5名様までとさせて頂いております。
ご新規様の割引も一切していないのですが、必ず感動の仕上がりにさせて頂きますので、くせ毛でお困りの方はこちらからお気軽にご連絡を下さい(^^)
メニュー&料金とご予約空き状況になります↓↓↓
長文でしたが、読んで頂きましてありがとうございます!
おまけ 縮毛矯正の失敗と原因 Q&A
Q.1 毛先がまっすぐ過ぎて不自然になってしまった
1番よくあるお悩みですね。こちらの原因は髪の毛の軟化とアイロンのプレス圧が主な原因です。
縮毛矯正は基本的に矯正剤の1剤で髪の毛の結合を部分的に切って、形を変えやすい状態にしてからアイロンでクセを伸ばしていきます。
この1剤を付けたときに、髪の毛に2つの反応が起きます。
軟化と還元です。
軟化というのは、薬剤に含まれているアルカリ剤によって髪の毛を膨潤させて髪の毛の中身をいじりやすくする反応です。ブリーチ剤などでも同じ反応が起きます。
還元というのは、髪の毛の中のコルテックスを切る反応です。S1、S2と呼ばれる2つの結合を切って髪の形を変えていきます。
この軟化の反応ってじつはあんまり必要ない場合が多いんです。薬剤が昔よりも良くなっているから。
もちろん髪がしっかりしている方はキューティクルを開くために必要ですが、カラーを繰り返している方や髪が細い方はほとんどいらないですね。
では軟化の必要がない髪なのに、過度な薬剤によって軟化させてしまうとどうなるのか?
膨潤によって髪の毛が何倍にも膨らむわけですから、髪の中のタンパク質も抜けやすくなりますし、アイロン操作で髪が潰れやすくもなるんです。
ストレートアイロンを入れるときは、ほとんど力いれないで軽くこするようなイメージでOKなんです。酸性の縮毛矯正の場合はちょっと違うんですけどね(^^)
Q.2 そもそもくせが伸びていない
縮毛矯正をやった後に、なんだかクセが伸びていないというときはほとんどの場合は還元不足。
特に髪が乾いた後にボワッとと広がるようなくせ毛(捻転毛といって日本人の半分以上はこれ)の方は、髪の毛の疎水基部分の還元が足りない場合が多いです。
1剤を長く置いてしっかりと疏水基を還元させることが大事ですが、長く時間を置ける薬剤選定にすることがめちゃくちゃ大事なんですよね。
あとはアイロンを入れる際にオーバードライになり過ぎていたり、幅が厚すぎたりしてもくせが伸びない原因になります。
Q.3 毛先の方がジリジリ縮れてしまった
これはいわゆるビビリ毛というもので、原因は2つが考えられます。
1つ目は、最初につける薬剤のパワーが強過ぎてしまい、髪が耐えられなくなってしまって過軟化、もしくは加収斂を起こしてしまったパターン。
2つ目は、アイロンを入れる際に極端に高い熱を同じ箇所に長時間当ててしまったパターンです。
この2つはなんとなくですが縮毛矯正を専門にやっている美容師さんなら、ジリジリかザラザラという触感で違いがわかるかと思います。
経験上、ほとんどの場合は薬剤パワーが強すぎることでの過軟化かな〜という感じはしますね。
Q.4 1週間しないうちにクセが戻った
クセが戻ってしまうのは、前述している通り髪の毛の還元不足が考えられます。
縮毛矯正は薬剤作用と物理的作用のバランスでクセをキレイに伸ばしていきます。
両方とても大事なんですが、最初につける1剤の反応が甘いと後の行程がすべて無意味になってしまうくらい1剤は重要なんです。
あとは2剤の酸化反応がしっかりされていないときもくせが戻ってしまったりしますね。
切った結合を2剤で酸化させることでストレートの形が固定されますが、これもしっかり行わないとバックウェーブしてしまう原因になります。
Q.5 縮毛矯正したのに毛先がやたらとはねる
はねた毛先が真っ直ぐなのか、くせが出ているのかでちょっと変わりますね。
はねた毛先が真っ直ぐな場合、髪がちょっと硬くなっている?なんてことがあるんじゃないでしょうか?
髪を軟化させ過ぎて、アイロンで潰してしまっている状態のときによくあるんです。
なので、軟化は最小限でアイロンを入れるプレス圧は弱めというは本当に大事なんです。
はねた毛先がくせが出ている場合は、シンプルに縮毛矯正が弱かった感じだと思います。
あとは日常的なケアの部分もあるかもしれません。
髪を乾かさずに寝てしまったりした場合、高確率ではねますし髪もかなり傷みますのでしっかりと乾かしてから寝ましょうね。
Q.6 ヘナをしているんだけど美髪矯正は出来る?
ヘナをしている方は基本的に一般的な縮毛矯正はおすすめしていません。
これは髪の毛髪強度が高くなったり、収斂(しゅうれん)した状態になっているためです。
特に化学染料を配合しているヘナの場合は難しいですね。。
100%ヘナの場合、髪の状態とヘナの施術間隔に合わせて、美髪矯正が出来る場合もあります。