こんにちは^ ^
松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。
このブログではリアルなお客様の仕上がりを解説しながら載せています。
美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎
酸性矯正とアルカリ矯正の違いって??
先日のお客様。お客様ではなく他の店舗のスタッフ。。笑
意外と美容師さんのお客様も多いんです。矯正は忙しい方にとっては特に、
時間の救いになりますからね〜(^^)
美容師さんんだけあって、ブリーチしてある髪です。
今回、たまには美容師さん向けに記事を書いてみたいと思います。
ブリーチ毛にアルカリ矯正は可能なのか?
まずここですね。今回は少しマニアックにいきます。
ブリーチ毛に対してアルカリ矯正は可能です。
ただし、髪の毛自体に体力が残っていれば・・・ということですよね。
体力というのは髪の毛の弾力のことです。
ブリーチもやり方によって、髪のダメージはかなり違ってきますので、
1回ブリーチでも追いブリーチや長時間放置した場合だとちょっとキツイですよねぇ。。
考え方でいうと、pH8以下でアルカリ量1以下の矯正剤が絶対条件なんじゃないでしょうか?
還元剤はシステアミン一択。
そもそもブリーチ毛に関しては、くせ毛でいうところの親水基のクセは切れてしまっている場合がほとんどなので、
疎水基の還元を得意とする還元剤をチョイスすることが必要ですよね。
もう少しpH下げてもいけますが、
還元剤濃度を維持したままpH下げるのは特殊な薬剤じゃないと難しいと思いますので(^^)
履歴は1ブリーチ、OX6%で20分以内というところでしょうか。
暖色入れていたそうなので、アンダーだけ見るとちょっと惑わされますが。。
軟毛〜普通毛ですが、この程度でしたらアルカリ矯正全然いけますね(^^)
仕上がり
乾かしただけでこんな感じに(^^)
キレイですね〜
pH7.8 アルカリ0.7 システアミン&システイン
20分放置 アイロン180℃
OX1.5% 5分
こんなプロセスですね。
ちゃんと髪の弾力もキープしております(^^)
アルカリ矯正を酸性矯正の違いをざっくり説明しますと、
酸性矯正の方がハイダメージ毛にかけることが出来る
この一言だけかと思います。
酸性の方がダメージしにくいというのはよく言われたりしますが、
髪の毛の中の還元量の違いになりますので、
そこのダメージはアルカリでも酸性でも適正でやれば変わりません。
大事なのは、髪の毛の状態に合わせたpHとアルカリ量
そして還元と軟化に合わせたアイロン操作だと思います。
シンプルに、、
バージン毛でしっかりした髪であればアルカリ矯正をチョイスしますし、
ブリーチ毛でアルカリダメージしそうでしたら酸性矯正をチョイスするのが望ましいですね(^^)
でも、酸性矯正のスピエラやGMTの薬剤は臭いがキツイので、
酸性であればチオグリコール酸システアミンがおすすめです。
pH4.5で、キレイにいけますよ〜(^^)
今日はこんなところで。。
こんな感じもぜひぜひご参考までにどうぞ!!
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