【美髪矯正】縮毛矯正で大事なことは『髪の毛を硬くさせないこと』




こんにちは^ ^

 

松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。

 

このブログではリアルなお客様の仕上がりを解説しながら載せています。

 

美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎

 

縮毛矯正で大事なことは『髪の毛を硬くさせないこと』

今日はこちらのテーマでお話をしていきたいと思います。

これって矯正の一般的な概念というか、まさにネガティブイメージですよね。

縮毛矯正をするとなんだか髪がシャピーンと硬くなってしまう。

 

僕のところにいらっしゃるご新規のお客様もかなりの確率でそのような状態のお客様が多いです。

自然な柔らかい、地毛のようなストレートになりたいんです。

今日はちょっと長くなりますが、

縮毛矯正で髪が硬くなってしまう原因と解決方法についてお話をしていきます。

 

まず縮毛矯正はどの美容師さんでも基本的には同じ手順です。

①1剤をつけて膨潤・還元を行い髪の毛を軟化させる
②中間処理を行う
③アイロンを入れる
④2剤をつけて酸化させて再結合させる

ざっくりですがこちらの4つの行程です。

この4つの行程の中で、

髪の毛の状態に合わせた薬剤やアイロンの入れ方をするだけで、

矯正の仕上がりは全くと言っていいほど別物になります。

 

①1剤をつけて膨潤・還元を行い髪の毛を軟化させる

まず縮毛矯正をするにあたって1番大事なポイントがここです。

じつはアイロンを入れる過程よりも仕上がりを左右するんですよね。

矯正の1剤は大まかに2つの反応をさせるのが目的です。

 

1.髪の毛の中に還元剤が入りやすくするために、キューティクルを緩めたり髪の毛を膨潤させる

2.くせ毛をストレートに変えるために、髪の毛の中の結合を還元させる

 

この2つはそれぞれアルカリ剤と還元剤による反応です。

これの強さは薬剤によって全然違います。

この薬剤選定を失敗すると、髪の毛が硬くなったりめちゃくちゃダメージしてしまったりするんですよね。

矯正で硬くなってしまうのはアルカリ剤が強すぎる場合が多いです。

髪の毛の体力の対して、アルカリ剤が強いために膨潤しすぎてアイロンの熱とプレスに耐えられずに髪がぺったんこになって硬くなるような状態になります。

健康毛や髪の毛が太い方の場合、アルカリ剤は必要です。

ですがダメージ毛の場合はアルカリ剤はほぼいらないんです。

適切なアルカリ剤での施術は髪の毛の過度な膨潤を抑えることにより長時間の還元が出来るため、

くせ毛の結合をしっかりと切ることができるのでキレイにくせを伸ばすことが出来るんですよね。

 

ちなみに、既矯正部への薬剤の塗布も要注意。

1度矯正をかけたところは本来、時間が経ってもストレートのままです。

矯正をMAXパワーで2回かけるなんてことは絶対にあり得ないんですよね。

特に、ここは美容師さんの薬剤塗布テクニックに左右されるのですが、

前髪とこめかみの毛。

この2箇所は薬剤を毛先まで伸ばしやすいのでダメージする可能性が高くなります。

 

髪の状態に合わせたベストな

薬剤選定、放置時間、塗布技術

この3つがめちゃくちゃ大事なんです。

 

 

②中間処理を行う

1剤を流す時にシャンプー台でしっかり流しますが、

この段階で髪の毛に必要な栄養分を補給することも大切です。

中がスカスカの髪にアイロン入れたら、そりゃぺったんこになりますからね。

保湿成分、大小のタンパク質、熱保護剤などなど

全部あげるとめちゃくちゃ細かくなりますが、これを髪の毛に補給するのが中間処理。

 

後で説明をしますが、

アイロンを入れる時に髪の毛が乾きすぎないようにコントロールするのも

中間処理の目的になります。

その髪の毛の状態に必要な成分を補って髪を補強することでアイロンで髪が潰れなくなる分仕上がりがやわらかくなります。

 

③アイロンを入れる

矯正といえばアイロンを入れる作業が目に浮かびますよね。

アイロンに関して、皆様勘違いしていることが多いです。

強く引っ張る必要って全くないんですよね。

熱置きって言われますが、熱を当ててあげるくらいでいいんです本来は。

 

①の行程で、髪の毛がどのくらい軟化しているかでアイロン操作は変わりますが、

総じて言えるのは、アイロンは優しく湿熱で真っ直ぐにする。

これが髪の毛を潰さない、やわらかい質感のストレートにするポイントなんです。

 

僕はアイロンは1人で全部やる主義ですが、

2人で入れる際は、

熱を当てる時間、スライス幅、水分量、プレス圧

この4つは同じにしないと左右で仕上がりに差が出ます。

 

酸性矯正は特殊ですが、基本のアイロンはプレス圧はかけない方がやわらかく仕上がります。

 

④2剤をつけて酸化させて再結合させる

2剤は切った結合を再結合させる役割があります。

過酸化水素もしくは臭素酸ナトリウムを使うことがほとんどですね。

それぞれ特徴があって、

過酸化水素は反応後に水が残るのでやわらかく仕上がります。

臭素酸は塩が残ります(塩吹くわけじゃないですよ?)のでハリがある仕上がりに。

 

どちらにせよ矯正の締めで必ず行わなければいけないのですが、

ハイダメージ毛や酸性矯正時は臭素酸ナトリウムの方が反応が穏やかなので良いですよね。

 

やわらかく仕上げるのなら過酸化水素ですが、そこまで大きな差はないのでここは感覚的な好みで変える場合も多いですね。

 

ただここは大事なのはしっかりと反応させてあげることですね。

これをおろそかにしてしまうとダメージに繋がりやすいので。

セノウ
今回施術させて頂いたお客様の仕上がりです。1年分くらいの長さのリタッチ矯正でしたが、その間にかけた矯正が硬くなってしまっているんですよね。これは完全に直すことは難しいんです。

 

 

セノウ
2年くらいかけて、やわらかい理想のストレートに変えていけたらと。。これがあるから矯正は上手なサロンさんでやった方が良いです。本当に。

 

 

長々と書かせていただきましたが、、

誰しも矯正でのやわらかい仕上がりは理想なんですよね。

 

でも経験と知識がある美容師さんでないと出来ないと思います。

全国各地に矯正が上手い美容師さんは必ずいますので、

インスタグラムやブログで発信している美容師さんを探してみて下さい。

発信=熱量

これは本当に間違いないと思います。

 

お客様を集客したいとかそんな次元じゃなくて、

世の中のくせ毛の方が少しでも縮毛矯正の失敗が無くなるように。

 

美容師さん、お客様共々正しい知識と判断が出来るように、

これからもブログとインスタで発信していきます。

 

でもでも、松戸近辺のお近くの方でしたら

ぜひセノウまでご相談下さいね(^^)

 

セノウ

最近はご予約が取りづらい状況が続いております。

 

平日→2週間前、土日→1ヶ月前を目安にご予約下さいませ。

 

松戸でカットと縮毛矯正が上手な美容室を探している方はぜひご相談下さい(^^)

 

メニュー&料金になります☺︎↓↓↓