【美髪矯正】ブリーチ毛に縮毛矯正をする際のポイント




こんにちは^ ^

 

松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。

 

このブログではリアルなお客様の仕上がりを載せています。

 

美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎

 

ブリーチ毛に縮毛矯正をする際のポイント

先日ご来店頂きましたお客様。

もうかれこれ10年くらい担当させて頂いております。

 

最近お仕事の髪色も自由になったということもあり、

ブリーチをして鮮やかなカラーを楽しんでおりましたが、

どうしても湿気で髪の毛の広がってしまうのが気になりましたので、

美髪矯正をさせて頂きました。

 

1回のブリーチがされている状態です。根本から毛先まで。

(ブリーチは重ねてつけておりません)

 

ブリーチをする段階からのダメージケアが重要

ブリーチ毛に対しての縮毛矯正の場合、

じつはどんなやり方でブリーチをしてるのかがすごく重要なんです。

 

ブリーチ剤の種類、過酸化水素の濃度、

さらには金属イオンや残留オキシの除去や、

それぞれのpHコントロール。

 

髪の毛の太さやダメージレベルに合わせてのブリーチ剤の選定で、

ブリーチのダメージはかなり抑えられるんですよね。

 

基本的にはケアブリーチ系の1剤にオキシ3%

これでじっくり1回のブリーチで脱色をしていくようにしています。

(髪質に応じて追いブリーチも併用)

 

2ブリーチ以上を求められる色の場合はもちろん17Lv〜18LVまでリフトさせますが、

その場合は、矯正施術は極力やらないです。

 

瞬間的にはキレイになっても、なんだかんだで結合を切るわけですので、

矯正をした後のダメージは出やすくなります。

 

この辺りはお客様のスタイリングにかけられる時間や

求めるお色味のバランスをしっかりとヒアリングすることが大切ですね。

 

なので、矯正とブリーチを同時施術する場合は、

1ブリーチで留めておいた方が個人的には良いかと思います。

(ミルクティーベージュとか暖色系がおすすめ)

 

ブリーチをするとなぜ矯正がやりづらくなるのか?

ブリーチによって髪の毛がダメージするから。

この一言なんですが、

それがなぜなのかというところで、、

 

髪の毛って何種類かの結合から成り立っていまして、

主にパーマや縮毛矯正がかかるところは、

シスチン結合というところなんです。

 

それでですね、このシスチン結合がブリーチでも少し切断されるわけなんですよね。

 

わかりやすいのがブリーチ毛は元からクセのある髪の毛でも濡らすと真っ直ぐになるんですが、

それはシスチン結合の親水基という部分が切れているわけなんですよね。

 

それで乾かすと疎水基の結合が出るのと、アルカリによるCMCやケラチンの流出で、

毛髪内の水分も保持出来ないのでパサパサに広がります。

 

ブリーチ毛の縮毛矯正のポイントは、

疎水基の部分のクセを伸ばすことが非常に大事なんです。

 

この疏水基の部分の結合はなかなか薬剤が浸透しにくい部分にあり、

薬剤の放置時間をしっかりじっくりおかないと還元されないですよね。

 

ブリーチ毛は、キューティクルを含め髪の毛の体力自体がなくなってきている状態なので、

じっくり時間を置くと言うのがしづらくなります。

 

なので薬剤選定を細やかに行う必要があるんですよね。

 

つまり、ある程度の経験が必要になります。

 

ブリーチ毛に矯正をして髪の毛が切れてしまったり、最悪溶けてしまったり、

このような失敗のほとんどは薬剤選定ミスなんです。

 

ブリーチ毛に限らず

薬剤選定は矯正の全行程の中で1番重要なんです。

 

ちなみに、ブリーチをした髪の毛はシスチン結合の量が減少していますので、

内巻きに曲げたり自然な形の縮毛矯正がやりづらくなります。

ある程度柔らかく仕上げる事はできますが、

髪の毛がショートだったり、ボブの場合で内巻きにしたい場合、

アイロンを使ってスタイリングをすることをおすすめしています。

 

 

(この状態が乾かしただけの状態です。ツヤツヤですね〜!!)

今回はブリーチ毛の縮毛矯正について書かせていただきました。

 

こんな感じもぜひぜひご参考までにどうぞ!!

 

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セノウ

最近は美髪矯正のご予約が取りづらい状況が続いております。

 

平日→1ヶ月前、土日→2ヶ月前を目安にご予約下さいませ。

 

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