こんにちは^ ^
松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。
このブログではリアルなお客様の仕上がりを載せています。
美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎
エイジング毛と捻転毛のミックスのくせを美髪矯正させて頂きました!!
先日ご来店頂きましたお客様施術のご紹介です。
まずはBeforeの状態から。
全体的に緩い波状毛がありつつ、捻転毛の性質も混ざっているクセです。
表面中心にエイジング毛も出ております。
日本人に1番多いくせ毛の性質、波状毛は髪の毛の根本の部分。
毛穴から毛が生えてくるときに曲がって生えてきてしまうのが主な原因です。
髪の毛自体のねじれはないので、ツヤはあるけれど大きく波打つようにうねります。
反対に捻転毛は髪の毛自体のねじれが原因。
髪の毛には中心からメデュラ、コルテックス、キューティクルと3層から成り立っておりますが、
このコルテックス部分のシスチン結合のバランスが偏っていることが原因でなるクセが捻転毛です。
毛自体がコイルのような、ドライヤーのコードのようにねじれてしまうので、
髪の毛の面に対しても飛び出た毛が多数混在する状態になりますので、ツヤがなくなります。
この捻転毛は乾かした後に一気に出る性質がありますね。
なので、濡れている時は落ち着くけど乾くとパサパサになるといって方の場合は、
捻転毛のクセの方が多いです。
もちろんそれだけではなく、過度なダメージヘアでも同じような広がりが出たりもしますので、
クセの種類の診断はくせ毛に詳しい美容師でないとなかなか出来ないのが現状です。
今回の施術に関しては、波状毛と捻転毛に同時にアプローチする薬剤選定、
代表的なものはチオグリコール酸とシステアミンですが、髪の毛のダメージはほぼなかったため複合還元で同時反応させました。
(還元剤の種類によって反応スピードも異なるため、ダメージ毛では注意が必要なんです)
25分ほど放置タイムを設けて美髪矯正をしていきました。
仕上がり
乾かしただけでブラシは使っていない仕上がりですね。
画像だとちょっとわかりにくいのですが、毛先の方が少しだけ内側に入っています。
クシでとかしてもこのような感じで、柔らかい毛流れが出ますね。
こちらのお客様の髪質に関しては、実際のところ細く柔らかいくせ毛なんですよね。
そういった髪質の場合、気をつけなければいけないのが、
矯正剤の薬剤のパワーが強すぎて、髪の毛が膨潤しすぎてしまうこと。
それを中間処理でCMCやケラチンの補給をせず、膨潤中かつ中身が流出した状態のままアイロンワークに入ることで、
髪の毛の質感が潰れてしまうという事です。
ちょっと難しい表現なんですが、簡単に言いますと
ふかやして強いプレスで潰してしまってそのまま固めてしまうと言うことです。
縮毛矯正は、癖を伸ばすことをしていきますが、
その作用で1番重要なのが還元と言う髪の毛の結合を切る反応なんですよね。
髪の毛を膨潤させるのはなぜか？これは還元の効率化をするためです。
膨潤が先に進んでしまうと、還元がおろそかなまま、
1剤の反応を終わらせなくてはいけなくなるんです。
この辺りは縮毛矯正の基本ですが実際できない美容師さんがとても多い。
硬くなってしまう。縮毛矯正の原因はほぼこれなんですよね。
ましてや捻転毛の方であれば、なおさら還元に時間がかかりますからね。
縮毛矯正は、縮毛矯正のことをしっかりと勉強している美容師さんに任せるのが1番です。
もし松戸近辺でくせ毛で困っている方がいらっしゃいましたら
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