こんにちは^ ^
松戸美容室naitreのくせ毛専属美容師のセノウです。
このブログではリアルなお客様の仕上がりを解説しながら載せています。
美容師さんもクセでお困りのお客様もぜひぜひ参考にして下さい⭐︎
セニング荒れってご存知ですか??
今日はくせ毛の方がさらに扱いづらくなってしまうこちらの現象について、
詳しくお話をしていきたいと思います。
セニング荒れ
聞きなれない言葉ですよね?
これ気づかない間にご自身の髪がそうなってしまっていることが多いんです・・・
先日ご来店頂いたこちらのお客様。
画像で見る限り、毛先の方がかなり軽くなってすかれている状態ですね。
毛先の方はいわゆる過軟化の状態で、
お湯で濡らすとテロテロとした質感になるハイダメージの状態。
そしてレイヤーを入れてカットされているようにも見えるのですが
それよりもかなりすいて量を減らしている状態。
これによりクセが暴れるように出ているんですよね。
これがセニング荒れです。
内側はこんな感じで、よりくせが強く出ていますね。
これはけっこうな割合でセニング荒れが原因だったりします。
セニング荒れって??
ここまで連呼すると、もう覚えましたよね?セニング荒れという言葉。
じゃあそれって一体なんなの??ってことなんですが、
美容師業界ではすきバサミのことをセニングシザーと呼びます。
量を減らすことを目的としてハサミですね。
セニングの特徴としましては、ハサミを入れたところが均一に量を減らせる。
まぁ言うたら量を取ると言うところで、速いんですよね。
すきバサミにもたくさん種類がありまして、
1番特徴的なのはスキ率。
スキ率はそのセニングシザーによって色々ありまして、
5%〜50%と様々なんですよね。
セニング荒れという現象は、
1箇所にズバッとセニングを入れすぎてしまいくせ毛が暴れること
簡単にいうとこんな感じなんです。
なので、くせ毛のカットはすきバサミの入れ方は繊細にやらないといけません。
というか、くせ毛のカットが上手い美容師さんは
髪の量をどのように取るかでクセをコントロールしているような感じなんですよね。
んで、今回はそのセニング荒れを起こしている方の縮毛矯正ということで、
これがまたけっこう難しいんですw
まず酸性域の薬剤よりアルカリ域の方がセニング荒れは収まりやすいというところと、
セニングをかなり入れたであろうポイントからの
テンションをかけたアイロンのプレスが必要。
これやらないと伸びないんですよね。
仕上がり
乾かしただけの仕上がりです(^^)
綺麗になりましたね!!
内側のセニング荒れが特にひどかった部分もこの通りキレイに。
毛先は過軟化の場合はさすがに完全に直すのは難しいので、
カットと髪質改善を同時施術して一時的に復活させました。
(継続すれば髪の毛の質感は良くなっていきます)
セニング荒れは縮毛矯正が得意な美容師さんの中でも
けっこう直すのは難しいと言われている状態のひとつです。
僕の経験上、セニング荒れはカット自体がそんなにうまくない方がカットしているんだろうなと思うことが多く、
その場合、同時に矯正によるダメージがかなりある状態が多いんです。
そしてそのような髪には酸性の施術を使いたいところなんですが、
酸性域だとセニング荒れは直しづらくなる。
なのでリスクを伴いながら弱アルカリの薬剤を使うことが多いんです。
薬剤選定や塗布技術、アイロン施術もより繊細になってきます。
縮毛矯正はもとより、カットも失敗するとその後が大変になりますので、
美容室選びは慎重にして下さいね(^^)
こんな感じもぜひぜひご参考までにどうぞ!!
最近はご予約が取りづらい状況が続いております。
平日→2週間前、土日→1ヶ月前を目安にご予約下さいませ。
松戸でカットと縮毛矯正が上手な美容室を探している方はぜひご相談下さい(^^)
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