すきバサミを使わないということは正しいのか?




よく、美容師さんの中でも分かれるこの意見。

すきバサミは使わないほうがキレイ。

さて、どっちなんでしょう?

ちなみに僕はふつうに使います。。

お客様でもたまにいらっしゃるんですよね。

「すきバサミを使わないでほしいです」

そういった時は、

『過去にカットで失敗されたことはありますか?』

必ず聞きます。

だいたいの方が、「はい。」と答えます。

すきバサミNG論。

結局これはカットの失敗経験で軽くされすぎたことがあるということが原因の多くを占めている気がします。

例えば、バッサリ髪を切る場合。

バッサリ切ると、毛先はかなり重くなります。

これをすきバサミで量をとるという行為は自然なことであり、ある程度の時間内でカットをすることに関しては必要不可欠です。

全部ハサミで切る?

もちろん出来ますが、かなりの時間を要してしまいます。

もうひとつ、レザーというカミソリでカットする方法もあります。

これはこれで、拒否されるのが多いのが事実です。

カミソリって傷みやすいイメージですよね。。。

カットの仕方に関しては、いろいろな考え方があるのですが、

すきバサミもレザーもちゃんとした技術をもって行えば、全く問題はありません。

ただ、傷みやすい髪質をされている方も中にはいらっしゃいます。

ちょっと髪質が柔らかめで、ダメージがしやすい髪質。

そんな時は、すきバサミはあまり使わない方が良いかもしれませんね。

 

あとは、毎度言っていることなんですが、

切れないハサミを使っている美容師さんはいかんですね。

切れないすきバサミは髪を傷めます。

ちゃんと、お客様の髪を考えている美容師さんは定期的に研ぎにも出すでしょうし、その感覚が鈍い美容師さんはまさに雑。

 

間違った使い方、過度に軽くしすぎる美容師さんがいる結果、

すきバサミNG説が世間に浸透しているんです。

ちょっと、んん〜??って感じでしたので今日はこんな感じで書かせて頂きました。

オールシザーでカットされる美容師さんもいらっしゃるかと思いますが、そこは今回は触れずに。。

それぞれの価値観であり、良さがありますからね。

カットの話は語ると尽きないですので、

今日はこのくらいで・・・。