こんにちは^ ^
松戸のクセ毛専属美容師のセノウです。
今回は、けっこうあるあるな質問なんですが、
市販のカラー剤とストレートパーマ剤ってどうなんですか??
ここのお話していきたいと思います。
結論から言ってしまうと、
カラー剤は使い方次第
ストパー剤は絶対にNG
ではではこの理由を細かく解説していきますね〜
市販のカラー剤について
ドラッグストアに行くとすごいですよね。
市販のカラー剤が何種類も並んでいます。
白髪が出てきたりすると、もうマメに美容室行くのも大変!!てことで、ご自宅で染める方もいらっしゃいますよね。
市販のカラー剤と美容室のカラー剤の違い
市販のカラー剤と美容室で使うカラー剤の違いは、一言でいうと髪にかかるダメージが違います。
これはなぜか?
1本の髪の毛をイメージした時に、1本の中でも髪のコンディションてかなり違うんですよ。
根本の黒い部分
カラーしたことある部分
毛先のパサつく部分
まぁこんな感じでかなりザックリですが3つの部分に分けるたときに
髪の強度を数字で例えると
10、6、3
な感じになるとします。
(根本が10ですね)
美容師はこの数字に合わせて、カラー剤の強さ変えるんです。
正確にいうと、カラー剤の2剤の過酸化水素濃度を6〜1.5%とかで変えるんです。
それに対して、市販のカラー剤は6%一択なんですよね。
なので薬剤のパワーでいうと毛先には強すぎちゃうんです。
あとは単純にカラー剤自体のスペックも美容室の方のが良いものを使っています。
そのような理由で、ホームカラーは髪が傷んでしまうということになります。
染まりが悪いっていうのは本当?
これは正しく染めればそんなことは無いんですよね。
染まりが悪いというのは大半の方は白髪に色が入らないというところでしょう。
これに関しては、
明るい白髪染めと泡カラー
この2つに対しては注意しなければいけません。
明るい白髪染めは、美容室でも難しいやり方のカラーになります。
カラー剤の調合や染めるテクニックも自分でやるのは難しいです。
なので、セルフでやると7レベルの明るさ以上の白髪染めは薄ぞまりになる可能性大です。
市販のカラー剤は泡カラーが多いですが、泡カラーの場合、根本付近のカラー剤の塗布量が少なくなる感じがしますね。
塗布量が少なくなるのは、特に白髪染めはNGです。染まらなくなります。
値段的に安いのがちょっとこわいですよね
美容室のカラー剤の原価ってじつは意外と高いんですよw
市販の安いカラー剤と比べたら、1.5倍〜2倍くらい違うと思います。
それだけ中身の成分にも差があるということなんですよね。
市販のカラー剤を使わない方が良い髪質
髪は加齢と共にホルモンバランスの変化や細胞の老化が原因で、健康な髪が生えてきにくくなります。
よく言われるのがエイジング毛ですね。
40〜50代くらいから、髪質がうねってきたりツヤがなくなってくる変化が現れます。
これは髪の中のコルテックス内の結合が十分でない状態で生えてきているのが原因のひとつ。
エイジング毛はキューティクルが開きやすく不安定な状態です。
ホームカラーによる強い薬剤反応は、髪が大きく傷むんです。
なので、もしどうしてもホームカラーをされる場合は、
クリームタイプのものを根元の気になる部分だけ染める応急処置としての使用をオススメします。
市販のストパー剤について
ではでは、続いて市販のストパー剤について解説していきましょう。
いや〜これはやる方はさすがに少数派ですよね。
こちらも結論から言うと
絶対にやらない方がいいです
そもそもストパーってクセ伸びるの?
美容室でもストパーしてクセが伸びなかったという経験がある方多いですよね。
ストパーはそもそもほとんどのクセは伸びません。
たまに伸びる方もいます。これはその方のもつ髪質です。
波状毛というクセ毛で、ゆるいクセならストパーで伸びると思います。
(ブローテクニックも必要)
ただほとんどの人がこめかみ付近であったり、部位ごとにクセがミックスされていますので、伸びないことの方が多いです。
濡れてるときは、「おっ!まっすぐだ!」でも、乾かすとうねうねってのがほとんどでしょう。
市販のストパー剤と美容室のストパー剤の違い
ここが1番大事ですね。薬剤の成分。
市販のストパー剤はチオグリコール酸という成分がほとんどです。
これは髪の毛の中にある2種類の主な結合、オルトコルテックスという部分にアプローチします。
これでクセが伸びる人もいますが、もう1つの結合であるパラコルテックスにアプローチしないとクセが伸びない人はめちゃくちゃ多いんです。
これはシステアミンという成分がメインになります。市販では薬事法やら何やらいろいろな事情で販売は出来ないかと思います。なので、完全に美容室でないと取り扱えません。
市販のストパー剤のチオグリコール酸は、おそらくかなりのハイパワーに設定されています。クセが伸びないと商品として困りますからね。なので、髪のダメージは計り知れないですよね。
パーマを落とす用途なら可能??
パーマを落とす場合でも市販のストパー剤の使用はオススメ出来ません。
前述した通り、かなり強い薬剤ですので髪のダメージになります。
パーマを落とす場合でも、髪の状態に合わせた最低限の薬剤のパワーで落とした方がよいので、美容室ですることをオススメします。
パーマ関係の薬剤の危険性
パーマやストレートパーマの薬剤は髪の毛のタンパク質に大きく作用する危険な薬剤なんです。
髪のダメージ度合いによっては、ビビリ毛になってしまったり、
最悪の場合、髪が溶けたり切れたりしまう可能性もあります。
髪の毛の形を変えるということは専門的な知識と技術が必要になりますので、必ず美容室で行って下さい。
まとめ
こんな感じで、
参考になりましたでしょうか??
髪の体力って本当に個人差があるんです。
ブリーチしてバサバサになる人もいれば、
ブリーチしてパーマかけてもいけちゃう人もいる。
ホームカラーやストパーも一緒。
自分でやってもキレイに仕上がることもあると思いますが、
髪は自分の体の一部です。
髪を労った分だけキレイになりますし、自信が持てます。
美容室でキレイにすることをオススメします^ ^
最後まで読んで頂いてありがとうございました。